僕の中を情報はどのように流れているか
まず、見聞きした情報はタスク・キャリア(僕の場合は野帳)に暫定的に書き留めます。
次に、情報のフィルタリング(取捨選択)を行い、5mm方眼罫5×3サイズの情報カードに転記し、然るべきルート(経路)に乗ることになりま す。また例外的に、先頭に¥の付いた情報は現金出納ということで「会計」として、情報カードではなくMac上の会計ソフトに入力します。
行動を伴わず、日付に依存しない情報は「メモ」として、自ら思い付いた情報は「アイデア」として、今 日という日付と関連する過去の行動(雑感なども含む)は「日記」として、処理します。これは、それぞれ「メモ=参照」「アイデア=発見」「日記=記録」 とPoIC上のタグに相当しています。
行動を伴う情報のうち、当日の日付と重要な関連のあるもの、即ち当日に処理するものは「フラッシュ・タスク」としてタスク・キャリア上で処理します。
また、定期的に繰り返される情報は「ルーティン」として左端の升目を赤く塗り潰し、43tabs上の最初に実行する日付のタブに差し込みます。
日付が未定だったものは転記の際に日付を暫定的に確定し、43tabs上の当該日付タブに差し込みます。
実行予定日が決定しており、それが当日ではなく、且つ繰り返しではない情報のうち、短期的な予定は43tabs上の実行日のタブに差し込みます。
それ以外の中長期的な予定(予定着手日が遠いのではなく、行動の完了までに長い時間を要するもの) は、一度スケジュール帳上で予定を精査し、メルクマールを作成します。これはGTDでプロジェクトをタスクに分解する過程と同じものです。そしてメルク マールを情報カードに転記し、それぞれ43tabs上の行動予定日(着手日)の日付のタブに差し込みます。
43tabsは、毎晩当日のタブを捲る作業を行う際にレビューし、浮上(カムアップ)してきた翌日 に着手すべき予定を、実行順に並べ直し(これはカードの利点です)、タスクキャリアに翌日のページを作成してから転記します。そして、それらの予定 (ToDo)を翌日に実行することで、タスクを処理していきます。
転記した43tabs上のカードは、PoICのドックに移動し、その後の知的生産ラインに乗ることになります。
以上が、現時点での僕の情報処理の経路になります。以前に比べてだいぶシンプルになりました。
一応、 GoogleカレンダーやiCal、Palm、ザウルスなどでデジタルでのスケジューリングも行っていますが、これらは副次的、というよりはテストという 意味合いが強いので、これらに関しては記してありません。
こういったことを公開することに意味があるのか判りませんが、何かの参考になればといいなと思います。
亭主
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コメント
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野ざらし亭さん
この記事で使われている画像ですが、PDF 版を公開しませんか?
こういうきれいなダイアグラムは、プリントアウトして机の前に貼っておきたいという人も多いと思います(私もその一人 :))。画像のままでもできますが、PDF の方がフォントがキレイに印刷できます。
投稿: Hawk | 2008年10月10日 (金) 21時10分